バストケアの基礎知識
女性なら誰しもバストについての悩みを持っているのではないのでしょうか。バストの大きさで悩んでいる人、バストの形で悩んでいる人、バストの悩みはさまざまです。
ご存知の方も多いと思いますが、バストの9割は脂肪です。その脂肪に包まれている乳腺を刺激すると女性ホルモンが分泌され、バストが大きくなります。
また、脂肪の奥にある筋肉をトレーニングするとバスト位置が上がり、ハリがあるバストになります。バストケアとは、単純にバストを大きくすることではなく、形をキレイに見せたり、ハリやつやを出すケアのことです。そうすることでより女性らしいボディラインを目指せたり、大きさに関わらず自分のバストに自信を持つことができるなどのメリットがあります。バストは何もケアせず放置していると、年齢や生活習慣が影響して、形崩れや下垂、ハリやつやも失われていくのです。
今回はバストのセルフケアについて、基礎知識をまとめていきたいと思います。
バストの位置をアップさせる
バストが一番きれいに見える形ってどんな形でしょうか。
バストが最も美しく見えるのは、鎖骨の真ん中のくぼみを頂点に両側のバストトップを底辺にして結んだ線が正三角形となっている形です。人間は、左右上下対称の形を美しい形だと感じます。
垂れて二等辺三角形になっているバストや、両サイドに離れて広がっているアンバランスな形のバストは魅力がありませんよね。
自分のバストの形がベストバランスでないのであれば、垂れたバストを上げるマッサージや離れたバストを中央に寄せるエクササイズを試してみましょう。
バストのマッサージはいつ行ってもよいのですが、体が温まっている入浴後に行うと効果が高くなります。
マッサージする前に、バストへクリームやオイルを塗って準備しておきましょう。
垂れたバストをアップさせるマッサージ
バストの上部に両手を置き、親指以外の4本の指で鎖骨に向かってバストを引き上げます。
優しく行ってください。
【バストアップ】垂れたバストをアップさせるエクササイズ
垂れたバストをアップさせるエクササイズのやり方
- 両手を頭の上に組み、息を吸いながらひじを開いて頭を後ろに反らせます。
- この姿勢で5秒間キープします。
- さらに、頭の後ろで組んだ手を10cm後ろに離し、3呼吸キープします。
垂れたバストをアップさせる指圧(ツボ押し)のやり方
乳頭から指2本ほど真下の「乳根(にゅうこん)」というツボを、指で3秒、数回押します。
離れたバストを中央によせる
姿勢が悪くバストが背中に流れてしまいそのまま固まっている状態です。
何もしないとどんどん悲惨なことになります。
マッサージでバストの周りの筋肉を優しくほぐしていきましょう。
離れたバストを中央に寄せるマッサージ
- 両手を胸でクロスさせます。
- 左右のバストの両側から、バストを持ち上げながら、中央に寄せていきます。
- 脇腹や背中の肉をもってくるイメージでマッサージします。
離れたバストを中央に寄せるエクササイズ
- 両手を頭の上に組み、肩を回します。
- 両腕を下におろし、斜め下に引っ張りながら、胸と目線を上に向けて10秒間キープします。
離れたバストを中央に寄せる指圧(ツボ押し)
- 乳頭から脇の下へ向かって10cmほどのところにある「渕腋(えんえき)」というツボに左右の親指を当てます。
- 両方同時に押します。
バストをおおきくする
バストの大きさで悩んでいる人も多いですよね。
小さいバストを大きく育て、ボリュームアップさせるマッサージやエクササイズ、指圧(ツボ押し)をご紹介します。
バストの大きさをアップさせるマッサージ
乳腺を刺激するマッサージです。
片手を胸の下に置き、両方の手でバストをすくい上げるように持ち上げて揺すります。
バストの大きさをアップさせるエクササイズ
- 顔の前で両肘を曲げ、肩の力を抜きます。
- 息を吸いながら両肘を開きます。
- 息を吐きながら両肘を戻し、顔の前でぎゅっとくっつけます。
- これを10回繰り返します。
バストの大きさをアップさせる指圧(ツボ押し)
- 左右のバストの輪郭のふち、乳頭と同じ高さにある「天谿(てんけい)」というツボに左右の親指を当てます。
- 両方のバストを持ち上げるようにツボから中央へ向かって押します。
バストアップのための食生活
バストアップには外側からだけではなく、身体の内側からの働きかけも必要です。
女性ホルモンの分泌を促す食べ物や、筋肉を作るたんぱく質などを摂ると良いといわれています。
バストアップに効果がある食べ物をご紹介します。
バストアップに効果がある食べ物「イソフラボン」
豆腐や納豆、きなこなど大豆製品に多く含まれています。
大豆に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをします。
バストの育成だけでなく、美肌など女性らしい身体をつくる効果を期待できます。
バストアップに効果がある食べ物「たんぱく質」
バストは大胸筋、小胸筋で支えられています。
この筋肉が衰えるとバストのハリが失われてしまいます。
他にも背中の僧帽筋、バストの外側にある前鋸筋他、バストアップにはバスト周辺の筋力維持が不可欠です。
筋肉を作るのが肉、魚などのたんぱく質です。
手羽先などに含まれるコラーゲンも、ハリのあるバスト作りに役立ちます。
バストアップに効果がある食べ物「ビタミン」
若返りのビタミンとよばれているビタミンEはアボカド、アーモンド、モロヘイヤなどに含まれています。
また、コラーゲンを作るために欠かせないのがビタミンCです。
ビタミンCはトマトやピーマンなどに多く含まれています。
日頃からバストケアで注意すること
バストアップには、日ごろの生活習慣が大きく関係します。
姿勢良く保つことや良質な睡眠をとること、バランス良い食事などです。
バストアップだけでなく、健康美を手に入れる為に必要な生活習慣となるので、一度見直してみましょう。
バストアップの秘訣となる生活習慣「良い姿勢を保つ」
猫背の人はバストの肉が背中に流れてそのまま固まってしまい、バストの形が崩れてしまいます。
背筋を伸ばして生活すると背中の筋肉が鍛えられるので、バストが離れてしまったり、垂れてしまうのを防げます。
バストアップの秘訣となる生活習慣「良質な睡眠をとる」
美容のゴールデンタイムは、成長ホルモンや女性ホルモンの分泌が盛んなPM10:00〜AM2:00です。
バストアップするためには、この時間帯に就寝していることが望ましいとされています。
もし、仕事や学業の都合上、この時間帯に眠ることができないという方は、とにかくしっかりと十分な睡眠をとることを心がけましょう。
バストアップの秘訣となる生活習慣「バランス良く食べる」
大豆製品がバストアップに良いからと毎日豆乳を飲んでいるけれども全然バストアップしなかった、なんて声をよく聞きます。
食べ物は、単品だけでは効果がありません。
たんぱく質やビタミン、食物繊維などすべてバランス良く食事を食べてこそ、効果を発揮するのです。
バストアップの秘訣となる生活習慣「ブラのつけ方」
夜寝ている時も、ブラをつけるほうがバストアップには良いといわれています。
ノーブラやゆるブラだとバストのラインが崩れる原因となります。
ただ、昼間つけているようなワイヤー入りブラでは、バストの成長を妨げてしまいます。
専用のナイトブラを着用するのがおすすめです。
バストアップのためのおすすめアイテム
バストアップの秘訣は、なんといっても生活習慣・食生活を整え、マッサージやエクササイズをすることです。
基本的なことを継続したうえで、ケア用品やサプリを補助的に使うのも良いでしょう。
ボディケアクリーム
バストの保湿ケアと黒ずみケアに効果のあるボディーケアークリームがおすすめです。
美容サプリメント
多数の美容成分が配合されて、美肌効果のある美容サプリメントがおすすめです。
ナイトブラ
おしゃれなデザインに、こだわりがちですが機能面を大事に考えてください。
バストケアは毎日、継続が一番大事
今回、ご紹介したバストケアの方法は、自分でできるセルフケアです。
バストケアは毎日、継続して行うことが一番大事になります。
あきらめずに、がんばってみてください。